

本州とはひと味もふた味も違う、北海道の大自然に囲まれた環境の中で思いっきりライドを満喫する……マウンテンバイカーにとって、至福の時間となることは間違いありません。
中でもインバウンド需要が急上昇中のニセコエリアはコロナ禍以降、リゾート地としての価値をさらに高めるべく、MTB専用フィールドが新規&リニューアルオープン。グリーンシーズンの盛り上がりも最高潮に。
今回はそんな魅力あふれるニセコエリアのMTBフィールドにフォーカスしてみました!
ニセココロポックルバイクパーク
近年、ニセコエリアにおけるMTBブームの牽引役として存在感を増しているニセココロポックルバイクパーク。キッズを含むローカル層の底上げから新規層の拡大まで担う積極的な活動内容は地元でも高い注目を集めています!
FIELD DATA
ニセココロポックルバイクパーク
北海道虻田郡倶知安町字ニセコひらふ4 条2 丁目1-8
営業期間:2005 年5 月31 日(土)〜10 月13 日(月・祝)
営業時間:9:00 〜16:00(受付8:30 〜14:00)
●バイクパーク利用料金 ※道民割、ニセコローカル割あり
2時間:大人/ 2500円、キッズ&シニア/ 1500円
1日:大人/ 3000 円、キッズ&シニア/ 2000 円
シーズンパス(5/31 〜10/13):大人/ 2万円、キッズ&シニア/ 1万2000円
ファミリーシーズンパス(5/31 〜10/13、家族5 名まで):3 万4000 円
● MTB レンタル料金 ※バイクパーク利用料金込み!
E-MTB:3時間/ 1 万円、1日/ 1 万6000円
フルサスMTB:3時間/ 7000円、1日/ 1万1000円
ハードテイルMTB:3時間/ 5000円、1日/ 8000円
キッズMTB:3時間/ 4000円、1日/ 6000円
●装備レンタル料金
ヘルメット・グローブ・プロテクターセット:3時間/ 2000円、1日/ 2500円
各単品:3時間/ 1000円、1日/ 1500円
● MTB 初体験ツアー料金
12 歳以下のキッズグループ(1 ~ 6 名):1万2000円
13 歳以上のアダルトグループ(1 ~ 6 名):1万3000円
12 歳以下のキッズと保護者のファミリーバリュー(2~5名):1万2000円
●レッスン&ツアー料金
E-MTB レッスン&ツアー(1~6名):1 万8000円
プライベートレッスン(1~4名):3万4000円
羊蹄山を望む雄大な景色が魅力のニセココロポックルバイクパーク。自走圏内にはニセコ東急グラン・ヒラフやツインピークスバイクパークなど、中上級者向けのフィールドも。
ニセココロポックルバイクパーク代表
中嶋哲平さん
20代の頃、スノーボーダーとしてカナダに渡り、聖地ウィスラーにてMTBの魅力に取り憑かれる。
2007年より北海道のニセコに活動の拠点を移し、夏はMTBのガイド&トレイルビルダー&イベントのコーディネイター、冬はスキー&スノーボードのインストラクターとして活動中。MTBインストラクターの国際資格、PMBIの公認Level2インストラクター。
MTBの楽しさを追求した初心者に寄り添うパーク
近年グリーンシーズンのニセコエリアで盛り上がりを見せているMTB。ニセココロポックルバイクパークは、その火付け役とも言うべき存在です。
コロナ禍でスキー場のMTBパークが閉鎖される中、「ローカルライダーが安心して走れる場所が必要」という思いから、中嶋さんを中心とする地元のマウンテンバイカーが立ち上がり、ニセココロポックルバイクパークの前身となる会員制のフィールドを作り上げました。
その後、徐々にエリアを拡大し、2022年の夏からは正式にMTBパークとして営業を開始。4シーズン目を迎えたこの春、構想にあったすべてのコースがほぼ完成し、より充実した内容へとアップグレードを果たしました。
コンセプトは「初心者にやさしいMTBパーク」。エントリー層を強く意識したコースレイアウトが特徴で、傾斜はなるべく緩く、道幅は広めに。
コーナーのバームも低めに抑えるなど、初めてMTBを体験する人でも怖さを感じることなく、森の中を散策する気分でライドを満喫できる設計が採用されています。
「このニセコエリアは、スキー場のゲレンデを利用した中上級者も満足できるフロートレイルやパブリックトレイルなど、複数施設が隣接しています。MTBフリークのお父さんはそれらのフィールドで思いっきり、お母さんとお子さんはここで安心してライドを満喫するような、スキルに応じたMTBの遊び方も可能です」
と代表の中嶋さん。実際に取材にうかがった日も、ニセココロポックルバイクパークには多くのキッズ&ママバイカーたちの姿を見ることができました。
MTB初体験に最適なメニューも
パークに到着したらプランに応じた利用料金を支払い受付を済ませる。通常利用のほか、E-MTBによる体験ツアーやプライベートレッスンなど、初心者にやさしいメニューも用意されている。
MTBから装備までレンタルもOK
レンタルバイクはフルサスタイプのE-MTBからキッズ用MTBまで、豊富なバリエーションの車両が20台以上。
ヘルメットやプロテクターなど、各種装備のレンタルも可能だ。
ファミリー層を中心としたローカルライダーが急増中
「初心者にやさしいMTBパーク」を目指してコースが設計されたニセココロポックルバイクパークですが、ひと口に〈初心者〉と言ってもポテンシャルは人によってまちまち。
「すべてのエントリー層に対応するコース作りは可能なのか?」
そんな疑問を抱きつつパークを走らせていただいたところ……考え尽くされたレイアウトの秀逸さに取材陣は驚かされました。〈キッズループ〉にはじまり、〈ビギナートレイル〉ほか緻密に組み合わされた複数のコースは、限られたエリアながら充実した内容。
初めてMTBに触れる人が気軽かつ安心して走り出せる平坦なルートがあれば、中級者が自分のスキルを試すことができる浮遊感に満ちたルートもあるなど実にさまざま。
上級者に近づくためのエッセンスが随所に盛り込まれた〈スキルズエリア〉は、ダートジャンプを中心に、繰り返し練習することでバイクコントロールの基礎を身につけることができます。
実際にこちらのパークがオープンして以来、ファミリーを中心としたニセコエリアのローカルライダーが急増中。札幌市内からクルマで2時間程度という立地もあって、パークの利用者層はさらに広がっているそうです。
MTBジャージ&パンツで全身を固めたMTBフリークの姿は比較的少なめで、Tシャツやアウトドア系のウエアでライドを楽しむ体験者&初心者、親に見守られながら元気に遊ぶキッズたちの姿が目に留まりました。
「アクティビティのひとつとしてMTBに触れ、自然の中を走る楽しさを体験してもらうためのパークを目指しました。この場所をきっかけとして本格的にMTBを趣味とするようになったファミリーも増えています。
ウインタースポーツのイメージが強いニセコエリアの、夏の遊びとしてMTBがさらに定着することを願っています」
と思いを伝えてくれた中嶋さん。ニセコエリアがMTBの新たな聖地と呼ばれる未来は、すでに始まっているのかもしれません。
〈キッズループ〉
キッズ用MTBの歩幅に合わせて設計された平坦なコース。初めての冒険ライドに最適な森の中を駆け抜けるレイアウト。
〈ビギナートレイル〉
石や木の根を徹底的に取り除いた初心者でも安心して走り出せるコース。道幅を広げることで気持ちに余裕が生まれる。
〈ビギナーフロートレイル〉
MTBの操作に慣れてきた初心者が恐怖心を抱くことなく、浮遊する気持ちよさだけを体験できるように設計されたコース。
〈アッパーフォレストトレイル〉
ビギナートレイルやビギナーフロートレイルから繋がるスタート地点へ戻るペダリングゾーン。傾斜が緩く息を切らすような負荷はない。
体験者がマウンテンバイカーに生まれ変わる瞬間
〈ロワーフォレストトレイル〉
速度感に慣れてきた初級ライダーが爽快に下りを楽しめるよう設計されたコース。程よい路面の起伏がMTBを操る楽しさを実感させてくれる。
〈スキルズエリア〉
ダートジャンプを中心としたバイクコントロールを身につけるためのエリア。縦の動きはもちろんコーナリングスキルの向上にも役立つ深めのバームが設けられたパンプトラックも完備する。
〈スキルズコネクター〉
森林コースとスキルズエリアを繋ぐルートには体を大きく動かすことで加速感が得られるパンプセクションも用意されている。
初心者やキッズを対象としたレッスンも
ニセココロポックルバイクパークでは、インストラクターによるMTB体験ツアーや初心者&キッズ向けのレッスンプランも用意。
操作方法から乗車のコツまで適切なアドバイスを受けることで、走る楽しさが倍増すること間違いなし。
ニセココロポックルバイクパークで開催されるオリジナルイベント
ローカル感謝デー【ナインの日】
昨年、9月7〜8日にかけて初開催されたニセココロ
ポックルバイクパークのオリジナルイベント【ナインの日】。両日とも料金はパークを運営するナインの社名にかけてワンデーパスがなんと9割引。
初日はトレイルビルド体験&フリーBBQランチ、2日目は1時間体験レッスンという内容でした。「昨年のイベントではファミリーを中心とした20名以上の方にご参加いただきました。
自ら手をかけたからこそフィールドを大切に思える……その気持ちを知ってもらうためのトレイルビルド体験。汗を流して整備したコースを走る経験はキッズだけでなく、大人の参加者にとっても意義のあるものになったと思います」と参加者の表情から手応えを感じていた中嶋さん。
本イベントは今年も開催予定。詳しくはオフィシャルサイトをチェックしてください!
初開催された昨年の【ナインの日】には、ファミリー層を中心に20名を超える参加者がニセココロポックルバイクパークに集結。
コース整備に向き合う子どもたちの表情は真剣そのもの。
もちろん、手本となる大人たちも本気で作業に取り組みます。中嶋さんによるキッズを対象とした重機の操作体験も本イベントならでは。
自分たちの手で整備したコースを試走する子どもたち。トレイルビルド体験によってパークに対する愛情はさらに深まっていくことでしょう。
イベント初日にはフリーBBQランチも提供。作業で汗を流した後のランチはいつもの何倍もおいしく感じられる?
ホットドッグをおかわりする子どもたちの姿に取材陣も癒されました。
ニセコ東急 グラン・ヒラフ
昨シーズン、新たにフロートレイルを完成させたことで4年ぶりにMTBフィールドの営業を再開したグラン・ヒラフ。
羊蹄山が目の前に広がるニセコの雄大な自然を感じながら浮遊感に満ちた爽快ダウンヒルを満喫しちゃいましょう!
FIELD DATA
ニセコ東急 グラン・ヒラフ
北海道虻田(あぶた)郡倶知安町ニセコひらふ1条2-9-1
☎︎0136-22-0109
営業期間:2025年5月31日(土)〜9月29日(月)
営業時間:10:30~16:00
●マウンテンバイク ゴンドラ・リフト乗車料金
ゴンドラ1回券:大人/1200円、小学生/600円
リフト1回券:大人/600円、小学生/300円
ゴンドラ・リフト共通1日券:大人/5000円、小学生/2500円
ゴンドラ・リフト共通シーズン券:大人/2万円、小学生/1万円
●MTBレンタル料金
E-MTB:3時間/1万円、1日/1万4000円
フルサスMTB:3時間/7000円、1日/9000円
キッズMTB:3時間/3000円、1日/4000円
ニセコらしい雄大な自然を五感で楽しむフィールド
国際的なスノーリゾートとして、これまで高い評価を受けてきたニセコ。そのまちづくりプロジェクトを推進する東急グループですが、運営するエリア最大規模のスキー場〈ニセコ東急 グラン・ヒラフ〉にはかつて、羊蹄山を眼下に望む全長約3キロの広大なダウンヒルコース、海外の流行いち早く取り入れた全長約2キロのフロートレイルが存在していました。
ダウンヒルシリーズも開催されていたこちらのフィールドは惜しまれつつも2020年をもって一旦、サマーシーズンの営業を終了。ローカルライダーを中心とする多くのマウンテンバイカーがその再開を心待ちにしていました。
世の中が完全に日常を取り戻した2023年、既存のコース側で使用していたリフトの改修工事に伴い、ゴンドラ側にMTBフィールドを新設するプロジェクトがスタート。
昨シーズン、満を持してMTBコースが再オープンを果たしたのです。新たに完成したフロートレイルは、全長約6キロを誇る国内最大級の下りコース。石や根が徹底的に取り除かれたスムーズな路面、緩急のついたスロープ、そしてどこまでも続く70を超えるターン……羊蹄山を望む最高のロケーションの中、他に類を見ない圧倒的なスケール感を味わい、爽快にライドを満喫できる内容に。マウンテンバイカーなら一度は訪れてみたい、他府県からも遠征する価値のあるフィールドが完成しました。
フロートレイルにはゴンドラまたはリフトを利用
ゴンドラ・リフトを利用する場合は受付にて利用料を支払う(
※リフト利用でフロートレイルの下部のみ滑走可能(初心者向け)
MTBを含め、車両や装備類のレンタルもこちらで受け付けてもらえる(レンタルは有料)。
走りに妥協しない豪華なレンタルバイク勢
ロッキーマウンテンのフルサスやコナのE-MTBなどレンタルバイク勢も豪華な顔ぶれ。キッズ用MTBほかニセコエリア周辺のサイクリングに最適な電動アシスト車も多数用意されている。
走る準備が整ったらバルーンのゲートを抜けてフィールドへGO!
まずはスキルアップエリアで体を温める
初中級者向けの練習コースとして整備されたスキルアップエリアはだれでも無料で利用可能(MTBのレンタルは有料)。スタート地点までは歩いてアクセスすることができる。
シーソーを乗り越えるセクションでアトラクション感覚を楽しむ。
適度な傾斜がつけられた木製のラダーはコーナリング体験に最適なセクション。
緩やかな斜面を利用したスロープではMTB初心者がオフロードを下るイメージをつかむ基礎練習に最適。
体がほぐれたらゴンドラ・リフトでフロートレイルへ
スキルアップエリアで体が温まったら、
背景には羊蹄山、眼下にはこれから下る70 以上のターンからなるコースの全貌が。
※リフト利用でフロートレイル下部のみ滑走可能(初心者向け)
ゴンドラ山頂エリアに到着したら、走り出す前にちょっと贅沢なひとときを。レストラン〈ヒュッテキングベル〉内のゴディバでは、人気ドリンク〈ショコリキサー〉のテイクアウトもOK。澄み切った青空の下、ハンモックに揺られながらカフェタイムを楽しんでみたり。
思わず歓喜の声が漏れるスケール感に満ちたコース
実はこちらのフロートレイル、同施設から依頼を受けてニセココロポックルバイクパークを運営する中嶋さんが設計&切り開いたコース。これまで名だたる数々のMTBパークを手がけてきた中嶋さんのトレイルビルダーとしての手腕が存分に活かされています。
施設からのオーダーは「マニアを前提としたダウンヒルコースではなく、なるべく幅広い層が走れる下りの爽快さを追求したコース」でした。
「多くの人が気持ちよく走れるように路面の細かな凹凸や石などはできる限り取り除きました」というコースには一部、初心者にとっては手強く感じられるであろう斜面もありますが、ある程度MTB経験のある初中級者であれば問題なし。
ただひたすら“気持ちいい!”だけを持ち帰ることのできる内容です。スキー場の斜面を利用したどこまでも続くつづら折りのコースでは、縦横のウェーブでリズムを刻みながら流れるような走りを体感できます。
後半には自然のトレイルを思わせる森林区間もあり、全長6キロにおよぶ長いコースながら、飽きや疲れを感じることなく一気に駆け下りてしまうほどエンターテインメント性に富んでいます。
マウンテンバイカーであれば一度は走っておきたいニセコ東急 グラン・ヒラフのフロートレイル。羊蹄山を望む壮大な自然に囲まれて走る快感と感動は唯一無二! この夏、思い切ってニセコエリアを目指してみてはいかがでしょう?
ニセコの雄大な自然を体感できる国内最高峰のフロートレイル
優雅な時間を過ごした後は極上のフロートレイルを下るライドがスタート。羊蹄山を望む壮大なスケール感を味わえるロケーションもここニセコエリアならでは。
一気に速度が増す〈Kuro Obi〉ステージへ突入
途中、〈Kuro Obi〉ステージからはMTB 初心者にはちょっと厳しい区間。斜度が大きくなり、下る速度も一気にアップする。路面は整えられているので、ブレーキコントロールの技術が身についていれば、初級者でも安全に下れるはず?
コースの終盤に現れる森林コース。自然の山の中を駆け抜けるようなトレイル感に満ちたエリア。
洋食レストランで充実したランチタイム
昨年末リニューアルオープンしたマウンテンセンター2階のカフェレストラン〈サンショク〉も立ち寄り必須のおすすめエリア。
シェフこだわりのメニューから選ぶランチでプチ贅沢気分を味わう。
sanshoku
マウンテンセンター2階
※メニュー内容は変更になる場合があります。
北海道ならではのウエアや雑貨も購入OK
マウンテンセンター1 階のショップでは、北海道のライフスタイルブランド「TNOC hokkaido」のウエアや雑貨のほか、アウトドアアイテムやお土産も販売。ニセコを訪れた思い出にいかがでしょう?
ニセコアンヌプリ
本格派も納得する中上級者向けダウンヒルコース
プロMTBライダーとして輝かしい実績を誇る清水一輝選手監修のもと、スキー場の斜面を利用して設計された本格的なダウンヒルコース。アンヌプリゴンドラの利用により標高935メートル地点から滑走スタート。
全長2750メートル、標高差535メートルにおよぶコースを一気に駆け下りる中上級者向けのスリリングな内容に。可能な限りゲレンデに手を加えることなく自然の地形を活かすことでスキー場における持続可能なMTBコースを目指した。
FIELD DATA
ニセコアンヌプリ
北海道虻田郡ニセコ町ニセコ485
☎︎ 0136-58-2080
●営業時間(ゴンドラ運行)
9:00 ~ 16:00(7月中旬~ 10月中旬)
●コース利用料金(ゴンドラ乗車料金)
1回券:大人/ 1000円、小学生/ 500円
4時間券:大人/ 3500円、小学生/ 1750円
1日券:大人/ 5000円、小学生/ 2500円
シーズン券:大人/ 2万円、小学生/ 1万円
昨シーズンはダウンヒルシリーズも開催されたニセコアンヌプリ。A1からD1まで表情の変わる4セクションを繋いだマニア垂涎のコースだ。
ツインピークスバイクパーク(双子山ニセコ)
無料で利用できるパブリックなMTBパーク
ツインピークスバイクパークでは、世界的に有名なスイスのトレイル建設会社アレグラツーリズムとの協働で設計された、総延長14キロに渡る世界クラスのトレイルを走行可能。
バイクパークは一般に開放されており既存の12 コースに加え、昨年より新たに拡張されたコースも含め、無料で利用できる。初心者向けスキルパーク、爽快ロングトレイル、上級者向け黒ダイヤモンドコースまで、幅広いレベルに対応する。
FIELD DATA
ツインピークスバイクパーク(双子山ニセコ)
北海道虻田郡倶知安町字山田泉橋エリア
☎︎ 0136-58-2080
●利用可能時間
7:00 ~ 19:00(5月上旬~ 10月下旬)
●パーク利用料金 なし
●問い合わせ先
ニセコエリアマウンテンバイク協会(NAMBA)
ニセコエリアマウンテンバイク協会(NAMBA)が管理しているこちらのパークは、継続的かつ安全な運営を確保するためにルールの厳守が大前提。
編集部スタッフのせっかくなのでちょこっと寄り道~ニセコエリア観光記~
取材でもなかなか足を延ばすことのない北海道。「MTB界隈以外のスポットにも行ってみたい!」という欲求を抑えられるはずもない編集部スタッフ。取材の合間に興味のあった場所を訪ねてみました。
ニセコ髙橋牧場
https://www.niseko-takahashi.jp/
若かりし頃の編集部ヨコキがかつて旅行で訪れた思い出の場所……にも関わらず、その記憶は封印されたまま、スイーツ目当てでやってきたニセコ髙橋牧場。
「あれ、なんかここ来たことない?」とデジャブを感じながらミルク工房でアイスをいただきました。
新鮮な牛乳を使用したアイスやのむヨーグルト。ほかにも魅力的なスイーツが目白押し。
旅行で訪れたことを思い出すきっかけとなったトラクターにも再会。
JR 北海道 比羅夫駅
取材に同行したカメラマンが「どうしても行きたい!」とのことで、コロポックルバイクパークさんからE-MTBをレンタル。
グラベルを数キロ走り続けてたどり着いた秘境駅。駅舎をそのまま利用した民宿が併設された日本で唯一の「泊まれる駅」なのです。
そのレトロな佇まいを求めて訪れる鉄道ファンも少なくないのだとか。
JR 北海道 ニセコ駅
1904年に真狩駅として開業、ニセコ駅に改称されてからすでに56年。9643号機( 蒸気機関車) やキハ183‐5001「ニセコエクスプレス」が展示されていることでも知られる鉄道ファン立ち寄り必須の駅。1988年に改装された山小屋風の駅舎も素敵です!
JR北海道が1988年から2017年まで運用していた気動車「ニセコエクスプレス」。
ニセコエリア滞在期間、お世話になったお宿はコチラ
ニセコ ロッヂコロポックル
取材陣がニセコエリアに滞在している間、3泊に渡ってお世話になったこちらの宿泊施設。なんと運営する岡田さんファミリーは家族全員がマウンテンバイカー! 「MTB日和」的に外せないマウンテンバイカーにやさしい理想とも言えるロッヂなのです。
居心地のいい館内パブリックスペースほか充実した設備。
ゆったりとくつろげる和室タイプの部屋も用意されている。
ニセコ ロッヂコロポックル
北海道虻田郡倶知安町ニセコひらふ1 条3-6-15
☎︎ 0136-22-1736
https://www.pokkuru.net/