大杉MTBトレイルパーク│岐阜県関市

初心者や子どもが安心して楽しく走れるトレイルをコンセプトに、マウンテンバイクを購入して初めてダートで乗る人や幼児から中級者まで楽しめる10コース、全長約3km以上。

隣接する農産物直売所「ふるさと農園美の関」では、いちご狩りやBBQも楽しめます。東海北陸自動車道・関ICから10分。

フィールド情報

所在地岐阜県関市大杉
営業期間通年
営業時間3~10月:8時~17時
11~2月:9時~16時
利用料金無料(誓約書に入力必須)
レンタルMTBあり(不定期・要確認)
レンタル料金
フィールドカテゴリースキルアップ
レベル初級~中級者
設備
問い合わせ岐阜MTBトレイルプロジェクト
電話番号
URLリンク


GMTP代表の渡辺さん(右)と大杉MTBトレイルパーク責任者の豊田さん(左)。


東海北陸自動車道「関」インターより約10分という好立地。農産物の購入や食事もできる「ふるさと農園美の関」も徒歩圏内に位置する。


入場する際には毎回、QRコードをスマートフォン等で読み込み、利用誓約書へ入力を。MTB専用コースなので、タイヤ幅1.75インチ(47C)以下の車両は入場不可。


コース運営&維持管理の負担を減らすために、受付の募金箱に少しでも多くの気持ちを!

アクセス

初心者やキッズが安心して走れるMTB専用のパーク

関市、美濃市、岐阜市を中心とするMTB愛好家で構成される任意団体、岐阜MTBトレイルプロジェクト(GMTP)。この大杉MTBトレイルパークは「MTBを通じて、自然を生かし季節を感じながら楽しく過ごせる場所を作っていこう」という、GMTPメンバーの思いが形となったMTB専用のフィールドです。

2016年の整備開始からプレオープンまで1年、常設コースとなるまで3年半の年月を費やした大杉MTBトレイルパークは現在、累計利用者が1万3000人に及ぶ東海圏随一のフィールドに成長。フィールドを永続的に残していくため、GMTP代表の渡辺さんは自治会長立会いの元、地権者である大杉区および周辺施設であるふるさと農園美の関と、里山林整備事業(岐阜県補助金事業)実施後の維持管理の一環として、公にGMTPがコース造成を含め、里山の維持管理を行う協定を結んでいます。

①つつじコース(210m)


はじめてダートでMTBに乗る人や子ども向けの高低差が控えめなコース。もちろん初心者・子ども優先で、大のオトナがコソ練しても構いませんよ! キックバイクも走行可。

②ヤマゲラ登り(500m)


山頂へアプローチするための登りコース。後半は少し体力を要するものの、シングルスピード車でも登れる斜度に。

③よつばパーク



小さなキッズでも楽しめるパンプトラックに近い形状のコース。一本橋セクションも用意されている。キックバイクも走行可。

④そよ風の旅(660m)


山頂から麓まで駆けおりることのできる下りコース。各コーナーが緩めに設計されているので、キッズも安心して走り切れる。ブレーキ操作の練習に◎。

⑤たぬきコース(620m)


道幅が広くアップダウンを繰り返す速度域が高めのダウンヒルコース。途中、斜度が高めの場所もある中級者向けの設計。

補助金や助成金を活用せず、MTB愛好家たちのボランティアのみで運営と整備が行われている大杉MTBトレイルパークですが、いくら人件費が掛からないとはいえ、整備道具や燃料代など、運営を継続するためには相応の費用が発生します。その負担を減らして
いるのが来場者による寄付金。コースの維持管理を行うGMTPメンバーのMTB愛に、来場者たちが感謝の気持ちで応えることで、運営が維持されている稀有なフィールドなのです。また、GMTPの活動目的はあくまで〈MTBの普及啓発〉であるため、競技目的でMTBに乗っている人や「レジャーとしてその日だけ楽しめれば十分」という人は、大杉MTBトレイルパーク利用対象者にあらず。コンセプトは〈初心者と子どもに優しいMTB普及のためのコース〉であって、営利目的で運営されているフィールドとは集まるマウンテンバイカーの顔ぶれも当然、変わってきます。来場者に〈お客さま〉の表情はなく、〈運営サイドと一緒にMTBシーンを盛り上げていく仲間〉であることが、取材で訪れた我々にも伝わってきました。

⑥ふくろうコース(340m)


気持ちのいいコーナーが続く下りコース。稜線を経由しながらターンを繰り返して下る。ヤマゲラの登りとつないで周回するのも◎。

⑦ミミズクトレイル(300m)


上下左右にバイクをコントロールしながら気持ちよく下れるシングルトラックのフロートレイル。

⑧かえるコース(100m)


つつじコースの周りを走るジャンプスポットが設けられた中級者向けのコース。

⑨きつね坂(120m)


バーム&ジャンプの練習用に設計されたスキルアップエリア。

⑩ジグザグトレイル(380m)


うねりのある深いターンで構成されたつづら折れのコース。斜度のある斜面をフローな感覚で駆け下りる。

ひよこコース



平らなエリアに設けられたキックバイク専用のコース。


キッズたちの走りを眺めながらのんびりとくつろぐのもアリ?
カフェやハンモックなど、MTBに乗らない付き添いの人がのんびりと里山の雰囲気に浸れるエリアも用意されている。

ファミリーたちでにぎわうバラエティに富んだコース

名古屋市内から1時間程度という好立地から、東海圏のマウンテンバイカーが週末には100人以上訪れるという大杉MTBトレイルパーク。コンセプトこそ〈初心者と子どもに優しいMTB普及のためのコース〉ですが、そこはMTB愛好家たちがこだわって設計したコース、平らな場所をコーステープで囲っただけの、ありがちな〈ビギナーコース〉とは一線を画しています。現在、利用者の年齢層は小学生以下が4割で、ファミリー層がさらに増加中。子どもは正直ですから「つまらないコース」のリピーターにはなってくれません。初心者やキッズたちが何度でも訪れたくなる、冒険心をくすぐる仕掛けがそこかしこに散りばめられているのです。

初心者から中級者向けに用意された10コースの全長は3キロ以上で、里山のトレイルライドを彷彿とさせる、爽快感のあるライディ
ングを満喫できます。ゲレンデの高速ダウンヒルを求めているような人には物足りないかもしれませんが、そもそもそういったコンセプトのフィールドではありませんからね。逆に「里山の雰囲気を味わいながら、自然の山道で現れるリスキーなポイントは回避したい」と考えるトレイルライド派にはピッタリかもしれません。東海圏以外のマウンテンバイカーも一度、足を運んでみてはいかがでしょう?

ランチに◎ お土産の買い物に◎食べて、遊べる農業体験交流施設

ふるさと農園美の関
岐阜県関市大杉567-10
☎︎0575-25-1588
http://minoseki.co.jp/
イチゴ、ブルーベリー、トウモロコシ、トマトほか、さまざまな農作物が収穫される6万坪の大農園に設けられた農業体験交流施設。トイレ、飲食施設、屋外飲食スペース、BBQ場、動物広場(やぎ・羊等)、芝生広場etc。ランチタイムに利用するもよし、ライドの帰りに寄るもよし。MTB遊びとセットで楽しんでみてはいかがでしょう?

 



農園ごはん カフェチボリ
営業時間:9:00~16:00
定休日:月曜日
☎︎0575-23-5277
https://peraichi.com/landing_pages/view/chibori/
ふるさと農園美の関内の農園ごはんカフェちぼりでは、信州にある高原リゾートホテルで13年経験を積んだシェフが腕をふるうメ
ニューを用意。旬の野菜をふんだんに味わえる3種類のランチメニューも人気。

 

 


直売所
営業日:年中無休
(1/1~1/3を除く)
営業時間:9:00~17:00
直売所では地元で栽培された野菜、果物など、季節の農産物が販売されている。農園産のイチゴを使ったいちごジャム&かき氷もオススメ。


動物ひろば
営業時間:10:00~16:00
定休日:水曜日
入園料:なし
動物ひろばでは、ヤギ、ひつじ、ジャイアントウサギ、モルモットへの餌やり体験ができる(エサはひとつ200円)。

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